
4/15(木)と4/16(金)の2日間に渡って、日経社内のデジタル事業に所属するエンジニアの取り組みを共有するテックカンファレンスを実施しました。 昨今の時勢を鑑みて、オンラインでの開催となりました。
カンファレンスタイトルを「EngineRoom2021 Tech Inside」と題しました。
EngineRoomというカンファレンスは元々はFinancial Timesで毎年開催されているもので、今回日経でもそのタイトルをお借りした形です。
参考:
- https://medium.com/ft-product-technology/engine-room-2020-going-virtual-7d4f77bc2969
- https://medium.com/ft-product-technology/engine-room-2019-28b5730faf2d
Engine Roomとはその訳の通り「機関室」を意味し、日経のデジタルパブリッシングにおいて、エンジニアリングはまさに機関室であり、心臓部であると考えています。この心臓部たる機関を担う日経のエンジニアの取り組みを全員で共有しよう、という意味合いを込めてこのタイトルにしています。
Breaking the silo with the inner source
また副題として「Breaking the silo with the inner source」を掲げました。
inner source
とは GitHubのResource でも語られている通り、OSSコミュニティの文化を社内組織でも実践しようというものです。翻って日経では各プロジェクト内で知見や技術的な取り組みが閉じてしまいがちな問題があり、これをサイロ化している状態であると認識し、inner source
を使って打ち破ろう、という狙いをもって副題としました。
2日間の午後の時間を使って、日経のエンジニアチームが合計16チームと沢山の発表がありました。少しだけセッション内容を紹介しますと、
- スケーラブルなチームの作り方
- 2020年代の日経電子版web
- 構造化された知識資源を用いたトレンド語抽出
- OpenPolicyAgentによるマニフェストレビューの自動化
などなど、インフラ・アプリケーション・機械学習・チームビルディングといった多様な発表がありました。 発表内容については別エントリにて公開されるかもしれません。ご期待ください。

また2021と題しているように、来年はEngineRoom 2022が開催されるでしょう。 今回は社内限定開催としましたが、将来的には一般参加もできるイベントとして開催できれば、と考えています。
アドベントカレンダーを始め、日経ではエンジニアが色々な取り組みを日々実践しており、そのアウトプットは日経ならではのもの、どのプロジェクトでも使えるもの、そして技術的に先進的なものまで沢山あります。
これら日経のエンジニアリングの取り組みに興味を持たれた方、カジュアル面談を随時実施していますので、ぜひお気軽にご連絡ください。