エンジニア採用チームの清水です。 シリーズ化していく社員インタビューの第2回は、今年5月に入社したデジタル編成ユニットのOさんです。
デジタル編成ユニットとは
総勢120名。「日経電子版」や専門メディアなどのサブスクリプション型のデジタルサービスを企画開発・販売・運営している組織で、企画、コンテンツマーケティング、BtoCマーケティング、BtoBビジネス、サービス開発の5つのグループに分かれています。エンジニアであるOさんはサービス開発グループに所属。
経歴と現在のポジションを教えてください。
大学を出て不動産テックの会社に入社し、エンジニアとして7年勤務しました。エンジニア組織が立ち上がったばかりの小さな会社だったのでアプリからバックエンドまで幅広い領域を担当し、インフラを見ている時期もありました。転職ではAndroidかバックエンドのエンジニアのポジションを探し、日経にはAndroidのエンジニアとして入社しました。
現在は、日経電子版・紙面ビューアーアプリ(Android)の開発を担当しています。Android開発チームは、案件開発を行うプロダクトチームと技術的負債の解消を主業務とする改善チームの2つに分かれて業務を進めています。自分はプロダクトチームで新機能開発や既存機能改善のプロジェクトの開発を行っています。
転職を考え始めた理由は?
前職には新卒で就職し、会社が小さい時期から段々と大きくなっていく過程で、オフショア開発拠点の立ち上げや外国籍メンバーとの開発など様々な経験ができたので、やり切った感がありました。
あらためて、開発者自身がユーザーやプロダクトに向き合ったサービス開発ができる環境に身を置いて、開発者として成長したいと考えました。
日経での募集をどのようなきっかけで知りましたか?
転職にあたって利用したサービスはFindyだけだったのですが、そこで知りました。自分の転職に関する意向を見たFindyのユーザーサクセスの方が紹介してくれた求人の中に日経があり、求人内容を見て応募しました。
日経に応募した理由は?
業界やポジションをあまり絞らず広く話を聞いてみようと思い、30社近くとカジュアル面談をしました。各社の求人の、役割(ポジション)、技術スタック、業種をピックアップして表にまとめて比較検討し、特に面談で会った人の印象、一緒に働きたいと思えるかを重視して、絞っていきました。
技術スタックについては、Flutterなどのマルチプラットフォーム開発ではなく、ネイティブ開発ができる環境の方がよいなという志向で、3社に絞ったうちの1社が日経です。
最初(面談前)はどんな印象を持っていましたか?
「日本経済新聞社」というと硬いのかな、カッチリした人が出てくるんだろうなと思っていました。何年か前に日経電子版の爆速化の話(※)を見かけたことがありましたが、それが日本経済新聞社の話だとかエンジニア組織があるんだとかいうイメージには繋がっていませんでした。
※「日経電子版はなぜ”爆速化”したのか、どれだけ速いのか」(2017/12/25、ITmediaマーケティング)https://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1712/21/news039.html
面談・面接を受けて印象は変わりましたか?
カジュアル面談ではエンジニア2名と話しましたが、他のテック企業と大きく雰囲気が違うようなことはなかったです。CTOや部長と1対1でのカジュアル面談という企業も多いのですが、多くの人と話せる方が自分は嬉しかったですし、時間も、他社では30分の面談も多い中、日経のカジュアル面談は60分あったのでじっくり話を聞くことができました。
面談では、社員の方に「いま楽しんでいますか?」と聞いてみたりして、社員が本当に楽しく働いているように見えた会社に応募しました。
技術面接では、技術課題でのコードをもとにエンジニアたちと話ができたので、企画・開発プロセスや技術的負債に対する考え方を知ることができて良かったです。選考プロセスは長かったですが、思ったよりもスピード感があり良い印象でした。
入社の決め手は何でしたか?
「人」です。面談・面接で会った社員の方々が皆良い印象で、一緒に働きたいなと強く思えたからです。
また、数字を見てアプリをどのように企画・開発していくか、開発者自身が考えていける環境である点も重視しました。エンジニアはデータに触れないという会社もありますが、日経は実際にデータを見て施策を検討し、実装後の数値を計測してさらなる改善につなげていくというサイクルができていて、自分の求める、ユーザーに向き合った開発ができる環境だと感じました。
日経のほか2社から内定をもらったのですが、うち1社はAndroid開発は業務委託に任せていました。Android開発を主業務として働くのは久しぶりになるので、日経はAndroidのエンジニアがしっかりいる環境なのも良かったです。
入社してみて感じたことなどを聞かせてください。
半年になりますが、まだ慣れていないところも多いです。というのは、Androidチームは基本の働き方がリモート勤務なので、自分のチームのメンバーは分かるのですが、他のチームを含めた開発組織全体を掴み切れていません。
また、「新聞社」特有のドメイン知識・用語に戸惑うことはあります。ただ、新聞用語説明会などで、これまで知らなかった新聞の側面を知ることができて面白いなとも感じています。
具体的な働き方を教えてください。
前職は週3で出社だったのですが、いまは出社は月1回くらい、ほぼフルリモートです。チーム内では、毎日、昼会を12時からやっています。2週間スプリントでのスクラム開発をしているので、その消化ポイントの確認や調整、各メンバーのタスクの進捗共有や懸念事項の相談などを昼会では話しています。
きょうは社内でボードゲーム大会があるので、いろんな人と会える良い機会だと思って出社しました…!
マネージャーから
アプリチームでは多くの案件開発と並行して、アーキテクチャ改善や技術負債解消に取り組んでいます。これらを両立するために、アプリの実装力だけでなくバックエンドの知識やプロダクトのあるべき姿を総合的に考えられるエンジニアを必要としていました。Oさんはまさに探して求めていた人材でした。入社後もこれまでの豊富な経験を元にした幅広い視点と深い調査力のお陰で、様々な企画開発を円滑に進めることができています。引き続きよろしくお願いします!
社員インタビューは不定期ですがシリーズ化していきます。次回をお楽しみに!