エンジニア採用チーム西馬、清水です。 以前、ブログで「【NIKKEI Tech Talk #0】エンジニア組織について紹介させてください」(2022/11/15)を執筆しました。その後、エンジニアと打ち合わせを重ね、11月、12月と連続して『NIKKEI Tech Talk』を開催しましたので、今回はその内容について紹介します。
【NIKKEI Tech Talk #1】メディア企業のSRE ~日経のSREの取り組み~
11月17日開催。記念すべき第1回のテーマはSRE。メディア企業である日本経済新聞社はサービスの信頼性、安定性を重視してきました。SREチームが発足して3年、直近の取り組みについてSREチームの清水赳さんが紹介しました。
日経電子版は、日々多くの記事を配信しているため、大量のアクセスを捌く必要があり、高負荷に耐えるシステムの設計、開発、運用が必要になっています。SREチームはシステムの安定稼働を目標に、システムアーキテクチャを改善していく活動を行っています。日経電子版から始まり、その他のサービスにもその対象が広がっています。各チームとの連携や採用技術の取りまとめと共有や、共通ツールの開発と運用を行い、日々様々なメンバーとコミュニケーションを図りながら運用設計面のサポートを行っています。
清水さんのスライド
【NIKKEI Tech Talk #2】メディア企業のデータエンジニアリング~日経のデータ基盤~
12月8日に開催。第2回のテーマはデータエンジニアリング。メディア企業である日本経済新聞社は日経電子版を皮切りにデータドリブンな開発・意思決定、データ文化の醸成、データ分析基盤の内製化などさまざまな取り組みをしてきました。直近では全社のさまざまなサービスを支えるプラットフォームとして、データの民主化、事業貢献についての重要性が高まっています。イベントではデータにまつわるチームの取り組みのこれまでとこれからの取り組みについてデータインテリジェンスグループの佐野さん、玉越さんが紹介しました。
日本経済新聞社は、日経電子版のユーザー行動ログや記事データなど、1日あたり450GB以上のデータを有する会社です。データエンジニアリングのチームではこれらのデータをリアルタイムに蓄積・分析するデータ基盤を内製で開発しています。さらに、業務系システムのモダナイゼーションを実施し、データ基盤への連携を行う事でより深いデータ活用を推進しています。また、これらのデータを活用し、高度で独創的な分析・予測・提案を行いビジネス貢献をしています。データ文化の醸成など組織改革にも取り組んでいます。
佐野さんのスライド
玉越さんのスライド
両イベントとも当日は多くの方々にオンライン参加してもらい、ZoomのQ&A機能を用いた質疑応答も盛り上がりました。また、Twitterでは #nikkei_tech_talk のハッシュタグを付けてコメントもいただきました。ありがとうございました!
今後
来月1月26日に『【NIKKEI Tech Talk #3】メディア企業のWebフロントエンド~多様な開発と技術選定~』を開催し、日経のフロントエンドを紹介します。また、2月はバックエンド関連の登壇を予定しています。『NIKKEI Tech Talk』、毎月1回、頑張って開催していきたいと思いますので、是非皆さんご参加ください。